香坂高宗の墓には、今でも地元の人が花を供えています。
福徳寺の脇の丘の上に、香坂高宗の墓があります。宗良親王は、香坂高宗の世話になって大河原に滞在しながら、先の展望が開けない焦燥を次のように記しています。
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信濃国大河原といふ深山に籠もりて年月をのみ侍りしに、さらにいつと待つべき期もなければ、香坂高宗などが朝夕の霜雪を払ふ忠節も、そのあとかたなからん事さへかたはらいたく思ひつづけられて いはで思ふ谷の心もくるしきは 身を埋木とすぐすなりけり 『李花集』雑歌 |
香坂高宗の墓には、今でも地元の人が花を供えています。